実は近所にある港北天然温泉 ゆったりCOco。家族で年に数回訪れています。
スポーツジムの入浴施設も兼ねている日帰りスーパー銭湯という感じでしょうか。
ここでプレス向けに仮眠に関するセミナーが開かれ、仮眠に関する秘訣を聞いてきたのでその模様をお伝えしたいと思います!
講師は布団でおなじみの西川株式会社スリープマスターの杉原様。
睡眠不足大国の日本
昨年のOECDのデータで日本最下位。
それまでワースト2位だったらしいのですが、平均時間7時間22分(18〜64歳)とワースト1位に転落したということですから、世界的に見ても圧倒的に日本人は睡眠時間が短いと言えます。
また、厚労省のデータによると40代の半数以上が睡眠時間が6時間未満というデータも出ていて、働き盛りや家事や育児で忙しい方を中心に睡眠時間がとれていないのが浮き彫りになっています。
夜の睡眠を増やすのが本当は望ましいですが、今すぐに変えていくのも現実的では無いのでパワーナップという考え方を提案しています。
パワーナップとは?
平たく言えば、お昼の仮眠になります。最近仮眠スペースが出来たり、企業でも仮眠を導入されはじめたりと話題になっています。
西川さんでは”パワーチャージ”の時間と前向きに捉えて、パフォーマンスの向上や社会全体の活力アップとして、仮眠の専用スペースを設けて、社員が使えるように導入しているとのこと。
昼の仮眠をうまく使うことによってパフォーマンスを上げられる。
ここはお昼過ぎに眠くなることが多い私自身も非常に興味深いテーマです。
さらに仮眠をとることによって、集中力や作業成績の向上がデータでも示されているとのことですが、より仮眠に適する環境というものも見えてきます。
仮眠の効果検証から適切な仮眠環境がわかった
西川株式会社さんでは仮眠による集中力や作業成績の向上の効果検証をしていて、さまざまな環境で検証した結果、「環境制御型仮眠ルーム」が最も集中力や作業成績の向上につながっていたとのこと。
この「環境制御型仮眠ルーム」というものはどういうものかというのが次のポイントを調整した場です。
光
深い睡眠が目的ではないので、真っ暗ではなく薄暗い環境にします。光の色味も青白い蛍光灯よりも赤みがかった光のほうがリラックス効果が高いそうです。
香り
自律神経に働きかけて、副交感神経を優位にする香りとしてラベンダー・檜・オレンジスイートなどがオススメだそうです。
音
適度なノイズや音楽があるほうが良い。ガサガサとした音や他人のいびきに集中しないためにも一定のノイズが逆に必要だそうです。
特に川のせせらぎや自然音が繰り返される音楽やリズムがリラックス効果が高いとのこと。
温度・湿度
寒すぎも暑すぎも良く無いのですがそこまで厳密にする必要はなく、ブランケットなどを使って調整する程度で良いようです。
パワーナップベッド
完全にフラットな状態ではなく角度が30度でキープされている西川さんが開発された仮眠専用ベッドになります。
食後に仮眠を取ることが多いので、この30度の角度が重要で胃腸への影響を抑えることがポイントとなります。
また、短時間でも疲労回復できるマットレスを採用しているので、仮眠するのにも体がラクでゆっくりと出来そうです。
なお、いびきが気になる方は仰向けではなく横向き寝が良いとのこと。
体験してみましたが、横向きでこの角度でねると、確かに気道も確保されていびきをかきにくそうです。このパワーナップベッドは横向きでも寝やすい感じでしたが、仰向けよりも横向きの方がラクに感じました。そういった意味では自然といびきを防いでくれている気がします。
港北天然温泉 ゆったりCOcoではこのパワーナップベッドが11月15日より「ぐっすりCOco」スペースに導入されています。ぜひ試してみてください。
最後に仮眠の3つのポイントです
15時までに20分以内
まずは時間帯。夕方以降の仮眠は夜の主睡眠に影響します。
20分を超える仮眠をしてしまうと、深睡眠に入ってしまい、目覚めた時に頭がぼーっとしてしまったり、仕事に支障が出てしまうそうです。
完全に横たわらない
普通の睡眠のように部屋を真っ暗にして布団に入ってしまうような寝かたをしてしまうと、上記と同じように深い睡眠に入ってしまうので、そうならないように机に伏せるなど体勢がラクな姿勢で仮眠をとるのが良いようです。
寝る前に一杯のホットコーヒー
うっかり寝過ぎてしまわないために、20分で起きるための秘訣として、寝る前にカフェインを取得するのがおすすめポイント。
カフェインは体内に入れて20分〜30分ぐらいで効いてくるので、仮眠をとった後ぐらいから覚醒が効きはじめるので動きやすくなるそうです。
実際に眠りにつけなくても大丈夫!
眠れなくて思い詰めたり、気が張ってしまうよりも、気分転換という気持ちで進めるだけでもリフレッシュ効果があるようです。
眠りにつけなくても、気分転換の時間と割り切って、横になってみるのも良いですよね。
港北天然温泉 ゆったりCOcoは地域の健康をサポートしてくれる場
このようなスペースを導入した港北天然温泉 ゆったりCOco。
「睡眠のエリアを作って地域の健康をサポートしていきたい。」という思いが込められています。
センター北エリアにある港北みなもの中に入っているので、車で気軽に行ってみたり、近くの方は歩いて出かけてみるのはいかがでしょうか。
TSUTAYAで本を見て、スタバで新作メニューを頼み、そしてひと風呂浴びて、仮眠する。なんて幸せな休日の過ごし方なんでしょうか。
他にも快眠につなげる食事やその他のエリアも見てきましたので、後日追ってレポートします。